【 代表挨拶 】

人には誰にも「オンリーワン」があると思います。それは、アスリートとしての世界記録かもしれませんし、企業戦士としてのNo.1の業績であるかもしれませんし、地域で一番愛されている美味しいパン屋さんかもしれません。私のオンリーワンは、ナイジェリアのラゴスで20年間暮し、仕事をしていることです。そういう日本人は世界に誰一人とおらず、今の所、私だけ。過去20年程ナイジェリアに在住する日本人は100名にも至りません。

ナイジェリアのラゴスという大都市は、アフリカ人の中でも、最も恐れられている都市と言われています。三菱商事従事時によく他のアフリカ諸国に出張で行って、空港で出迎えてくれた運転手さん達と2−3分会話をすると、大抵皆ジロジロと私を見ながら(恐らく私の英語のアフリカンアクセントと太々しい態度のせいでしょう)「マダム、あなた日本人に見えるけど、どこから?」と聞かれ「ナイジェリア」と答えると「どこ?」と聞くので「ラゴス」と言うと「どれ位?」と聞くので 「たった20よ」と言うと、皆 大体ここで奇声をあげます。

「おーマダム!僕は絶対ラゴスでは暮らせない!無理だよ!凄いねえーマダム!」と言います。何故いつもここで褒めてくれるのか分かりませんが、これがアフリカ人の9割方のコメントです。さて、日本人はどうでしょう?ナイジェリアとアルジェリの違いさえも分からない方が半数以上ではないでしょうか。それも当然です。アフリカ大陸は、日本からとても遠い存在なのです。

現在、世界の人口は約77億人(2019年)アフリカの人口は約10億人(2019年)ナイジェリアの人口は約2億人(2019年)この地球では8人に1人はアフリカ人となります。そしてそのアフリカ人の5人に1人がナイジェリア人となる訳です。

2040代の終わり頃にナイジェリアは、世界第3位の人口国になると言われています。 GDPは、アフリカで1990年以降、常にトップ10に入っており、サブサハラアフリカの6割はナイジェリアの経済で支えられていると言われています。アフリカの市場を見る際に、ナイジェリアという大国を無視する事は出来ません。ですが、市場に出回っている統計の数値、ナイジェリアに関する情報には、かなりのバラツキがあり、実情から離れ、助長されている部分が多くあり、実際ナイジェリアで暮している者から見ると現実性に欠けている部分が目立ち非常に残念でなりません。このリアリティーから乖離した統計、情報に基づいて、多くの方々がミスリードされている場面に出くわして来ました。それがとてももどかしく、弊社を信じて下さる方々には、私達にしか出来ないリアルナイジェリアのコンサルテーションをさせて頂こうと決意した訳です。日本で唯一のナイジェリア専門のビジネスコンサルティング、それが弊社の提供出来るサービスです。在ナイジェリア日本国大使館、JETRO、在京ナイジェリア大使館にも最大のご協力を頂きながら、皆さんの情熱を応援させて頂きます。

日本には届かないニュースですが、当地では本当に素晴らしいナイジェリアンリーダー達が日々、努力に努力を重ねて、熱い想いを胸に、奇跡的なビジネス、プロジェクトを達成する姿を見て来ました。その独創性と情熱と人柄、リーダーシップには脱帽するばかりです。私にとってナイジェリアでの生活は、奇想天外の学びの連続ですが、心豊かなナイジェリアンには助けられっぱなしです。どの国にもどうしようもない人達と素晴らしい人達がいるものです。そんな本物の各フィールドのナイジェリアンリーダー達と、愛する母国の日本の皆様を繋げて行く事、双方のWin-Winの関係形成をモットーにしています。長期視点で一緒に調査し、考え、ご提案、サポートをさせて頂きたいと思います。貴方の、弊社のお役に立てれば幸いです。